もっとよく知る

さて、ここではトマトのいろいろな豆知識を紹介していこうと思います。

・トマト命名の由来
  トマトという呼び名は「膨らむ果実」を意味する「トマトゥル」からきています。はるか昔、メキシコ湾をのぞむベラクルス地方のアステカ人がこう呼んだのが始まりです。トマトゥルとは元来「ホオズキ」を指し、メキシコではホオズキを煮込んで料理に使っていたところから、形がよく似たトマトも同じ名前で呼ばれたようです。
ところで、この「トマト」という呼び名、実は、イタリアでは「ポモドーロ(黄金のリンゴ)」、フランスでは「ポム・ダムール(愛のリンゴ)」、イギリスでは「ラブ・アップル(愛のリンゴ)」と、さまざま。昔からヨーロッパでは値打ちの高い果物や野菜を「リンゴ」と呼ぶ習慣がありました。


・トマトの「リコピン」とは
  「リコピン」は「カロテノイド」(動植物に含まれる、赤や黄色、オレンジ色の色素)のひとつで、「カロテノイド」には「リコピン」のほか「β-カロテン」などがあります。
「β-カロテン」はにんじんやパセリ、ほうれん草などに多く含まれ、体内でビタミンAに変化するため、早くから栄養学的に注目されていました。
しかし近年、「カロテノイド」自体が強い抗酸化作用を持つことが知られるようになり、急激に注目度がアップしました。そして、「カロテノイド」の中でも、とりわけ「リコピン」は抗酸化作用が強く、その作用は「β-カロテン」の2倍以上、ビタミンEの100倍以上にもなることが分かったのです。
・トマトのイメージ
  「『トマト』『トマトジュース』が似合うと思う、またはイメージするタレント・有名人」をフリーアンサーで尋ねたところ、「トマト」には女性タレント・アイドルが多くあげられ、「トマトジュース」には男性のスポーツ選手、アクション系の男優が多くあげられる傾向がありました。
ちなみに、「『トマト』からイメージするもの」を尋ねたところ、「真っ赤」のほか、「健康」「元気」「新鮮」「太陽」「美容」「かわいい」「さわやか」など、若くて元気な女性をイメージさせる言葉が上位に入った。
・おいしいトマトの見分け方
  (1)ヘタやガクが濃い緑色で枯れていないもの
(2)全体の色が均一で皮に張りのあるもの
(3)持ってみてずっしりと重たいもの
(4)お尻の部分の放射状の線がはっきりしているもの